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早朝

目を覚ましたルークの目に飛び込んできたのは、エルンストの顔。
エルンストは寝返りを打っていて、枕を抱きしめるようにして眠っている。
半分うずまった顔をみながら、
『本当に昔から変わらないな』
そうルークは思った。

エルンストを起こさないようにそっとベッドを抜け出して、時間を確認する。
想像よりも早い時間。
『かといって、寝なおすほどでもないし。
 やっぱり、緊張しているのかな』
そう思いつつ、ルークはささっと身支度を整え、そっと部屋を抜け出した。
記憶を頼りに、病院側の玄関へたどり着く。
手をかざしてみるとロックはされていない。
『そうか・・・浮島だもんな』
フェーンやフェーンのパートナーが許可しない限り、そう簡単には外部から入り込めないようになっているはずで、ロックなど必要ないのだ。
変なところ、本体の三次元感覚が自分にも影響しているようだ。
ドアを開け、外に出る。
決して室内の空気が悪かったというわけではないが、外の空気を吸うと、新鮮な気がして、思わず大きく伸びをした。
・・・と、人の気配。
ルークが顔を向けると、案の定フェーンだ。
フェーンはこれから果樹園に行くのだろう、動きやすい格好をしていた。
「ずいぶんと早いな。やっぱり眠れなかったのか」
ルークに向かって歩いて来ながら、そう言う。
「う~ん?眠れはしたんだけど。
 ・・・やっぱり、緊張があるのかな?」
そう答えるルーク。
「ま、しょうがないさ」
そう言って、フェーンはルークの頭をぽんぽんと軽く撫でる。
「いつもなら、一緒に行くかって言うんだが。
 手術前だしな。食べられないのに、目の前に食べ物じゃ、嫌だろう。
 ####(フェーンさんのパートナーさんの名前)のところで時間をつぶせ」
そう言って、ルークの体の向きを店の方にぐいと向ける。
「話してあるから、水しか出さないぞ。####は」
肩越しに振り返ってみたフェーンの顔はとても優しい表情だった。

「あ、フェーン」
ルークをおいて、果樹園へと足を向けるフェーンをルークは呼び止める。
「どうした?」
「あれって・・・。切除したコードってどうなるの?」
ルークは疑問をぶつける。
「?光に還すというか・・・還っていくというか」
「・・・光に還す・・・・。
 それって、すぐじゃないとダメなわけ?」
怪訝な顔で質問に答えていたフェーンもルークの言いたいことがわかったのだろう、納得した顔になる。
「直ぐじゃなくても大丈夫だ」
「だったら・・・」
「しばらくだったら、保存しておくから」
フェーンはそう言って、微笑む。
「うん、ありがとう。我がまま言って」
ルークも笑いら頭を下げる。
「皆、お前に甘いけど。俺もお前には甘いよな」
そういって、今度こそ、フェーンは果樹園に向かっていった。

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・・・思うに、なんだかんだで、甘え上手なのか?ルークは。
あちらこちらで甘やかしてもらっている気がします。
本当に。
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