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再会3

「本気で来る気はないのか」
「うん。ごめん」
慣れない枕に頭の位置が定まらない。
ぐりぐりと頭を回しながら、返事をする。
カレンの部屋。
散々サロンで盛り上がり、すっかり夜も深けたのを機に、部屋に戻ろうとしたルークをカレンが引きとめた。
「俺の部屋、ツインだから」と。
それぞれベッドに入り、明かりを消した暗い空間。
二人で会話は、結局はいつもの会話で。
「どうしてだ?条件だって、設備だってこちらの方がいいだろ」
「うん・・・わかってる。でもね・・・」
とても抽象的なこと。
なんとなく気が乗らない。
この感じは毎度のことながら、カレンには伝わらないので、口を濁す。
「第一・・・」
続きをさえぎるように、カレンが
「グラッシアンスがいるからか?」
と聞いてきた。
「えっ?」
思いがけない。
「そうじゃないよ・・・。たまたま」
そう言えば、納得していない様子だ。
「第一、今製作中のものがあるんだよ。
 ずっと作ってみたかったもの」
「えっ、そうなのか!?どんなのだ!?」
がばっとカレンが起き上がり、こちらを見ている感じ。
「まだ・・・。
 出来上がったら、カレンに送るから。
 ・・・って、今、ちょっと煮詰まっているんだけどね」
すぐにでも見に行きたそうな様子を、真っ先に見せるという約束をして抑える。
「アイディアの相談に乗ってやってもいいぞ」
せめて・・・骨格だけでもつかみたいのだろう、カレンが声をかけてくる。
「ありがと。でも・・・すぐそこまで来ている感じ?」
そう、後は霧が晴れてさえくれれば、つかみ取れる。
そんな感覚がある。
「ちぇっ。待つしかない訳か」
「うん。ごめん。その代わり・・・出来上がったら、評価をお願いしたい」
「わかった。しょうがないな・・・ルークは無理か。
 でも、新作の評価が出来るなら、今回は無駄足じゃなかったかも・・・」
「え?今回はなの?まだ?」
「当然だろ。まだまだ諦めないぞ、俺は」
「うへぇ~~」
そうこうするうちに、隣からカレンの寝息が聞こえ始めた。
なかなか寝付けないルークは、カレンに話した“今作っているもの”を考えていた。
あと少しで・・・つかめそうなイメージ。
それは何だろう・・・。

一瞬、寝たのかもしれない。
「そうか!」
跳ね起きて、ルークは部屋から飛び出る。
「どうかされたんですか」
声をかけられ、振り返る。
ドアの外に、警備の兵士。
「ご、ごめん!俺、自分の部屋に戻るからっ」
そういい捨て、部屋まで走り出した。
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アロマ・レイキの勉強中。
神秘幾何学なんかも大好きです。
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