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きっかけ6

「・・・って感じ」
カレンとセインは昨日の顛末をアレフとタイラーに語って聞かせていた。
最上級課の生徒専用部屋でのこと。
「君達、ルーク君のところに言ってきたんですか?」
「は、はい!」
予想だにしていなかった、声をかけられ、飛び上がるようにして、セインが答える。
いつのまにかドアが開けられ、担当教授がにこやかに立っていた。
『気配感じなかったぞ!?』
『こ、怖えぇ』
それぞれ、目で会話する。
「大丈夫だったでしょう?」
「はい」
セインとカレン、二人で返事する。
「デオンくんが来ている時は、彼に任せておけば大丈夫。
 私も鬼じゃないんですから、あのルークくんが一人なら、
 ちゃんと君達に様子を見に行くよう、言いますよぉ」
ふふふふと笑う。
「センセイ、グラッスアンスのこと知っているんですか?」
驚いて、カレンが聞く。
「グラッシェアンスでしょう。
 知っているも何も、彼だって科は違うもののここの生徒でしたし。
 卒業後もちょくちょく顔を出しているじゃないですか~。
 第一、昨日連絡をくれたのは彼ですよ」
ルークくんがよくなれば、彼も顔を出すかな~、などと一人つぶやき、教授は行ってしまった。
「ええっ、ちょくちょく!?」
カレンの声が響いた。

「そんなに気になるならさ、連絡してみればいいだろう?」
アルフが言う。
「だってなぁ・・・」
セインとカレンは顔を見合わせた。
2年余分にルークと付き合いのある自分達が、今までデオンに会ったことがないのが無性に気になっているのだ。
「夕飯をご馳走になった御礼に~って、
 昼ごはんでも買っていけばいいだろう」
タイラーがアイディアを出す。
なんだかんだ言っても、アルフとタイラーも、あのルークを構い倒す男というのに興味がある。
「そ、そっか。連絡してみるっ」
そういって、カレンは部屋を飛び出していった。



ルークの家までの道。
ふと、視線を上にあげた、セインが足を止める。
どうした?と怪訝な顔で、セインの視線を追ったカレンも足を止めた。
「・・・・・・すごいな」
「・・・うん」
ルークの部屋のベランダに並ぶ洗濯物。
その光景は、圧巻だった。
学生という身分上、洗濯する間があったら、勉強・・・もしくは遊びに時間を使いたいと、自動で洗濯・乾燥してしまうものが多い。
セインもカレンも洗濯から乾燥まですべてマシン任せにしていた。
その上、学園都市ともいえる****、中でも主に学生用の寮・マンションが並ぶこの地域では洗濯物を干している家は稀だ。
実際、見上げたルークが住むマンションでも、目に入る周りの棟でも、洗濯物を干している家は片手で足りるほど。
その、洗濯物を干している家の中で、今日、ダントツに目を引くのがルークの家。
ベランダの手すり全体を使ってきっちりと干された、シーツ。
渡されたロープにぶら下げられた洗濯物の量。
「あれってさ~、どう考えてもルークじゃないよね」
カレンが言う。
「そりゃそうだ」
「・・・ってことは。やっぱり・・・」
『デオンか』
二人はまた顔を見合わせた。

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