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進む路

「ルークはカレンと一緒に****だろう?」
「え?」
急に話を振られ、ルークは慌てて口をつけようとしていたグラスを離す。

レポートを提出し、開放的になった班のメンバーと久しぶりに飲みに来ていた。
最高学年になり、ボツボツとではあるが、卒業後の進路が決まった話も耳にし始めている。
流れとして、卒業後の進路の話になるのは自然なことで、その矛先がルークに向いていた。

「いや、俺はこのまま残るつもりだけど」
「え~!」
「ちょっと待てよ!」
自分の答えに、他のメンバーが顔色を変える。
その中でも、一番顔色を変えたのがカレンだ。
「どういうことだ!ルーファ!?」
身を乗り出して、襟首を掴み、ガシガシと揺さぶってくる。
「そうだそうだ、どういうことだ?
 ○○さんや△△さん(卒業した先輩達)は行くものと思っているじゃないか」
セインが言い募る。
『その前に、この手をどうにかして欲しい』
そんなルークの気持ちは伝わらないらしい。
「お・・・落ち着いて、手を離して」
何とか言うものの、
「これが落ち着いていられるか!」
そういって、カレンは手を放す様子がない。
見かねた、タイラーが助け出してくれた。
「カレンもセインも落ち着けって・・・大丈夫か、ルーク?」
やっと楽になり、深呼吸をする。
「ああ、大丈夫」

先日、班の5人で先輩達に案内してもらった****の施設を思い出す。
最新の設備が並び、そして研究者一人一人が使えるものも充分すぎるほど整っていた。
・・・ただ・・・。

「実際に見てみて・・・。ちょっと俺には合わないというか、
 もったいないと思ったから」
カレンやセイン、タイラー、アルフの顔を見回して言う。
「馬鹿かっ」
「止めろ」
また、ルークに手を伸ばしたカレンの手をタイラーが押しとどめる。
「ルーファ、お前には欲がないのか!」
カレンが切れ長の目で睨みつけてくる。
「もっと、上を見てもいいんじゃないのか!
 お前だったら・・・。
 お前と一緒だったらって、○○さんも言ってたじゃないか!
 何が、不満なんだよ」
一言ごとに、カレンの言葉に力が入ってくる。
「ごめん・・・・」
「ごめんじゃなくてさ!」
カレンがどんどんと怒りを募らせていくに従い、セインは落ち着いてきたようだ。
「お前、少し落ち着けって」
そういって、手元にあったグラスを渡す。
ぱっとそれをとり、ゴクゴクと飲み干すカレン。
「これが怒らずにいられるかっ」
ぐいと口元を拭い、更に、ルークに言葉をぶつけようとしている。
「止めるんだ、カレン」
ずっと落ち着いて様子をみていたアルフが言う。
「ルークが決めたことだろう?」
視線でルークに確認してくる。
「うん。もう先生には話してある」
「なんで、また!オレ・・・・むぐぐぐぐ」
ひざ立ちになってまた身を乗り出してきた、カレンの口と肩をセインが押さえる。
「・・・俺は思うんだけど」
アルフがルーク以外のメンバーを見渡す。
「ルークはよくやっていると思う。
 俺よりも6つも下なんだぜ?
 今までが、早すぎたんだ。
 少しくらい、ゆっくりになってもいいんじゃないのか?」
そういわれ、ルークははっとする。
アルフはそんな風に自分のことを思っていたのか。
時々、労わるような優しい目で自分を見ているとは思っていたが。
他のメンバーも、アルフが言わんとしていることはわかったらしい。
多分、****に行けば、今以上に忙しく。
そして、ルークは仕事に没頭してしまうことは予想がつく。

「しゃーないな。俺が先に行っているから!
 来たくなったら、いつでも来いよ。
 ま、それまでにお前が追いつかないところまでいってやるから!」
カレンがにんまりと笑った。


------------

雰囲気的には、カレンさん、セインさんが3、4歳上。
次にタイラーさん4、5歳上、アルフさんが6つ上くらいの雰囲気で。
みんなクラスメイト。
勉強・・・ってか研究面では、ルークはカレンさんの右腕くらいの感覚。
二人で専門的なことを話し出すと、睡眠不足になるのは必然みたいな(笑)
すごい、自分のことのように怒ってくれる仲間がいるのって、いいよね。
初め、男の人でカレンって名前はあり?って思ったんですが、
やっぱりカレン。
カレンさんだけ、ルークのことを、ルーファと呼ぶのが新鮮。
なんというのかなぁ・・・出身地方の差でしょうか?

ルークが****に行くのを止めたのは、
本当は“合わないとかもったいない”とかじゃありません。
上を見た結果・・・行き着いてしまうところが想像がつき、怖かったから。
それは、“軍事利用”
科学ってどうしてもそういう面があるのは否めないし、
本人もわかっているのだけど、スタート地点を考えると、
当時は飛び込む勇気がなかったのでした。
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結局

みんなになんだかんだと言って、みんながついつい構痛くなる人間なのねぇ、ルークさんて。
と本体は思いました。

奴は……・繋がんないので感想なしです。

☆たかさ~ん

> みんなになんだかんだと言って、みんながついつい構痛くなる人間なのねぇ、ルークさんて。
> と本体は思いました。

たかさんのコメント読んで、
『末っ子体質なのかなぁ?』って思ってしまいました(爆)
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