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癒しの手

痛み。
急浮上してきた意識。
それでもまだ朦朧としたまま、痛みの箇所を手を当てヒーリングエネルギーを入れていく。
が、入れても入れても、痛みが治まらない。
「うぅ・・・っ」
思わず、声が漏れて、はっと覚醒した。
息を詰め、そっと体を起こす。
朦朧としたままのヒーリングではダメということなのかもしれない。
痛みを覚える、両膝に手を伸ばす。
息を整え、ヒーリングをする。
・・・が、眠さで、どうしても集中しきれない。
『眠りが深くなれば、痛みも気にならなくなるかも』
希望的な考えだと思いつつ、寝なおそうと思った時、
「ルーク?どうした?」と声がかかった。
同室のデオンだ。
先ほどのうめき声で、目を覚まさせてしまったのか。
「ごめんなさい。大丈夫です」
ルークは抑え目の声で返事をする。
バサッ
音がして、ふいにほんのりと部屋の中が明るくなる。
ほのかな明かりでも、暗闇に慣れていた目は一瞬まぶしさを覚え、手でその光をさえぎる。
すぐ、目がなれて、デオンのベッドの方へ目をやろうとした時、本人はすぐ側まで来ていた。
「大丈夫なわけないだろう。
 あんなにうなされていて」
そういいながら、ルークのベッドの端に腰掛ける。
「ご、ごめんなさい。うるさくして」
『そんなにうなされていたんだ』
そう思いながら、小さくなってルークはデオンに謝る。
まだ同室になって1ヶ月も経たず、お互いの距離感がつかめないでいるこの時に、迷惑をかけてしまうなんて・・・。
「熱か?・・・・・・違うようだな」
ルークのおでこに触れ、熱を確認したデオンはルークに視線を送る。
ちゃんと説明しろということらしい。
「あの・・・膝が・・・
 両方ともミシミシというか・・・メリメリ?痛むので、つい。
 ごめんなさい」
更に小さくなって答える。
・・・と、デオンは
「ぶはははっ」
と笑い出した。
バシバシ
ルークの背中を叩いてくる。
「な、なんですか?」
『何か面白いようなことを言っただろうか』
ルークにしてみれば戸惑うばかりだ。
「そりゃ、成長痛だな。俺のときも痛かった。
 お前も背、おっきくなりそうだもんな」
デオンが笑いかける。
「成長痛・・・」
話には聞いていたが、こんなに痛いものだとは思っていなかった。
「どれ、かしてみろ」
そういって、デオンは布団の中に手を伸ばし、膝のあたりを探る。
「えっ、いいですよ。
 理由がわかっただけでも」
慌てるルーク。
「遠慮するな。
 自己ヒーリングもいいけれど、その人のことを考えてくれる人から、
 やってもらうヒーリングは効果があるって言うし」
そういわれてしまう。
『あ、このセリフ・・・』
前に、ルースに似たようなことを言われたことがある。
あれは・・・珍しくルークが先に熱を出した時のこと。
「自己ヒーリングもいいけれど、その人のことを思って、
 他の人がやってくれるヒーリングはヒーリング効果が高いんだって」
そういって、真剣な顔で、覚えたてのヒーリングをしてくれた。
「ありがとうございます」
素直な気持ちで、ヒーリングを受けることにする。
『あ、似てるかも・・・』
膝から伝わってくるエネルギーは、ちょっとだけルースに似ていた。


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この後、すっかり緊張がゆるんで、寝落ちしちゃうルーク。
その時に、寝言で「ルース」って言って寝ちゃうので、
翌朝、デオンさんにかまわれるのでした。
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神秘幾何学なんかも大好きです。
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