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リング

日食セレモニーの数時間前のこと。



広がる、金色の光。
「・・・デオン?」
端末のモニタから顔を上げると、デオンが来ていた。
「ルーク、お前、ずいぶんと余裕だな」
「あ?」
言われた意味がわからず、聞き返す。
「今日だぞ、式典」
「?」
ますますわからない。
「俺と一緒に出席すると、返事をしなかったか?」
「あーーーー?」
言われてみれば、そんな気もしないではないが。
『今日だったか?』
というのが本音だ。
そういえば、本体が数日前から「日食だ~」とは盛り上がっていたが、
それとこれとが結びついていなかった。
「・・・・・・」
「お前、すっかり忘れていたな・・・」
まあ、部屋に来た段階で、予想はついていたけど。
途中から、小声で言われる。
申し訳ないほど、すっぽりと記憶から抜けていた。

「やっぱり早めに来て正解だったな。
 今日は正装だ。羽根も出して。
 だから、とりあえず、シャワーを済ませてこい」
「はぁ?羽根?」
そんな、正式の正装なんて・・・今日の式典はなんなのだ?
自分も招待状に目を通したはずなのに、それを棚上げして思う。
が、反論するまもなく、ぐいぐいとバスルームに押しやられる。
「早くしろよ。でも、丁寧に!」
なんて難しいことを言うのだろう。
「はぁ」
一緒に行くなどと安請け合いをしなければよかった。
ルークは溜息をついた。

ぶぉぉぉ~。
「・・・・」
半分ブルーになりながら、バスルームから出たら、
待ってましたとばかりに、デオンにつかまった。
「お前な・・・もう少し、真剣に拭くって気はないのか?」
そういいながらも、雫の落ちる、髪の毛はもちろん、
羽根までバスタオル数枚を使って拭きあげられた。
髪は今、ドライヤーで乾かされている。
「大丈夫か?」
声をかけられ、はっとする。
「・・・本体が・・・あまり調子が良くないらしい」
3次元での生活リズムの狂いに、DLした内容への抵抗、
それに日食のエネルギー変化が加わり、
朝から、『インフルエンザみたい~、そんなことないけど』と思うほど、
体の節々がだるそうだ。
おかげで、なんとなくルークの体も本調子ではない感じでいた。
まして、正装して式典となると・・・。
「はぁ」
本日2度目の溜息が出た。

「お前はこれに着替えろ」
有無を言わさず、手渡された服はタキシードだった。
見るからに、ちゃんと自分のサイズに合わせてつくってある。
よくまぁ、ここまで準備できたものだ。
「・・・はい」
素直に着替えることにする。
「俺もこの間に着替えるから」
そういって、デオンは寝室に姿を消した。

鏡の前で、ネクタイを整える。
『・・・変なの』
カフスだの、ポケットチーフだの・・・。
本当に自分はこういうのにはむいていないと思う。
その辺にある服を着ているのが性に合っている。
「はぁ・・・」
「そんなに溜息をつくな」
部屋から出てきたデオンが、溜息をとがめる。
「そうは言っても・・・っ」
振りざま、デオンの姿を見て、息を飲む。
軍礼装だ。
「・・・どうして、軍礼装なんだ?」
「そりゃ、軍人だからな」
そういいながら、デオンはルークの方をぐいっと掴み、二人の距離を程よくとらせる。
なされるがままに、左右に体を回され、背中を向けさせられる。
首をひねって、きく。
出している羽根が邪魔で、顔が見えない。
「じゃ、俺はどうして」
「お前は研究者だろ」
ぐるっとまわされ、正面に向けられる。
「でも、最後は・・・」
「もう、着なくていい。
 ・・・ってか、もう着させない」
一歩踏み出し、ネクタイの位置を「う~ん」と調整している。
「よし、いいな」
デオンは満足そうに微笑んだ後、ちょっと背伸びして、
ルークのおでこにキスをした。

「あ、そうだ!危ない危ない」
デオンが思い出したように声を上げる。
「なに?」
リビングのチェスト、一番上の引き出しを開けて、何かを取り出した。
手に隠れて、よく見えない。
「ほら」
差し出されたものをみて、息を飲む。
「・・・これは・・・」
「前のは、お互いなくしてしまっただろう」
なくしてしまったのではない・・・。
お互い、肉体を失ったときに置いてきてしまったというのが正しいのだと思う。
「だから・・・」
デオンが優しく微笑んだ。
『やられた』と思う。
この男は昔から、イベント事など好きだったのだ。
「日食の最初と最後に見られるものは?」
「──ダイヤモンドリング・・・」
そっと左手を取られる。
「これはダイヤモンドリングじゃないけどな」
指にはめられたそれは、金色の縁に銀の指輪だった。
「永い時を超えて・・・逢えた奇跡に」
デオンがそっと指輪に唇を落とした。

-------------

この後、デオンさんもルークに指輪をはめさせ、ご満悦。
おそろいの指輪をして、式典に出かけたかったらしい。

式典で二人共通の、昔の・・・過去の知り合いに会うんだけど、
皆、二人でいるのが当たり前って感じで、口々に「よかったな」を連呼。
たまに、ど突かれてましたw

なんかね・・・現在の方が感情表現がオープンです。
吹っ切れたら、も~~、このオープンさが微笑ましいですわ(苦笑・若干嫌味あり)

----------

あっ。大事なこと、忘れてました♪

デオンさんの本体さんがわからないので、私が感じたままに物語として書いていますが
もし本体さんがいらっしゃいましたら、すり合わせの上訂正する可能性もあります。

↑さつきのひかりさんに、お知恵を拝借しました(笑)
さつきのさん、ありがとうございます~
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こっちは・・・・・

てんやわんやで大変だったのに……。
何二人でいちゃついてるんだv-359

以上会場警備隊長エル・フィンからでした。

翌々日からまた忙しいみたいで、レオン君に会えてないからねぇ。
ちょっとピリピリしているかも。

No title

コメントのエル・フィンさんに大受けしました(爆)

エル・フィン先生v-222
一発ずつなら、彼らを殴っていいですよ☆

な~んて^^


☆たかさん

思ってもみなかったコメントで、笑わせてもらいましたi-278

“二人で”お仕事中にお邪魔しなかった分、許しておくんなまし(笑)

☆ひなたん

・・・なんてことを。

あっ、大丈夫、一発ずつじゃなくて、
デオンさんがルークの分も引き受けてくれるんでi-88

・・・ってことで、エル・フィンさん、デオンさんを〆ておいてね(笑)

No title

楽しすぎる・・・! 笑
エル・フィンさん、そろそろまたお休み必要ですかね?w

☆さつきのひかりさん

>エル・フィンさん、そろそろまたお休み必要ですかね?w

お願いしま~~す。
・・・って、私が言うと、若干数名が怒られそうなので、気持ちだけ(笑)

レオンくん、すっかりエル・フィンさんの癒しアイテムですよねi-185
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アロマ・レイキの勉強中。
神秘幾何学なんかも大好きです。
一昔前を考えたら、これって魔女かも!?
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