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タクト1

「あのっ、来週、町まで買い物に行くんです。よかったらルークさんも行きませんかっ?」
一気に言い切った達成感と、とうとう言っちゃったという気持ちでオレの心臓はバクバクだ。
「来週・・・買い物・・・」
急な話にもかかわらず、ルークさんは真剣に考えている。
「──久しぶりだから、すごい買い物の量になってしまいそうだけど。
 ・・・それでもいいのなら」
「全然、構いませんっ」
『ルークさんが一緒なら』を内心で付け足す。
そう、目的はルークさんと“一緒”なのであって、買い物ではないのだ。
「何日の予定?」
「あ、○日です」
「そう。じゃ、明日にでも有給の申請をしておくから。後で行きたいところを話し合おう。
よろしくね」
「こ、こちらこそ、よろしくお願いします」
オレは深々と頭を下げた。



「ふふふふふふ~~~」
「うわ、タクト、おまえ顔がっ」
「顔が緩みきっているぞ、大丈夫か!?」
これが緩まずにいられようか。
憧れの、ルークさんと、お出かけ・・・。
つまり、デート!だ!!
ぼふん。
嬉しくて嬉しくて、自分のベッドにダイブする。
「へへへへへ~~~」
「気味悪いなぁ・・・」
AとBの声がはもる。
ガバッと起き上がり、仁王立ちになって言い切る。
「聞いて驚け!○日にルークさんと出かけることになったっ」
「ええ~~~っ」
ああ、二人の驚きの声までも快感だ。
オレはさらににんまりとした。


「そーゆーのを横恋慕って言うんだぜ」
いきさつを聞いて、Bが自分のベッドの上で胡坐を書きボソッと言う。
Aもベッドの縁に座って、ウンウンとうなずく。
オレは、4人部屋に住んでいる。
と言っても、実際にはオレを含めて、AとB、3人だ。
オレも自分のベッドの上に胡坐を書いて座っている。
「だから・・・横恋慕じゃないって~~」
オレはガックリと肩を落とした。
そりゃ、初めは、叶わぬ恋と思っていた。
・・・が、観察しているうちに気がついた。
あの二人の関係は恋愛とかじゃないって。
「そうは言ってもな~。
 この間のケンカから、中尉は毎日、ルークさんの部屋に通っているじゃないか」
と、B。
追い討ちをかけるように、Aが付け足す。
「合鍵もってな」
「うぅ・・・」
それを言われると・・・ちょっと弱気になる。
が、逆をかえせば、それまでは合鍵を持っていなかったってことだぞ!
そこに、誰も気付かないのか?
とも思う。
第一、演習後のシャワールームで見る、ルークさんの体はいつもきれいだ。
時々、目のやり場を困るほどキスマークをつけている奴と比べれば、月とすっぽんっ。
艶めかしい爪あとなんかも、見たためしはないんだぞっ。
隊長だって、おんなじだ。
自室にバスルームがあるのに、時々共同の大浴場で見かける、隊長の体だって同じなのにっ。
──このことを、言いたいけど、さすがに言ったらまずいだろう。引かれるよな。
「うううう~」
うなるオレを横目に、Bが
「ま、一緒できるだけでもラッキーだな。楽しんでこいよ」
と言った。
言われなくても、そうするつもりだ。



「馬鹿かお前は・・・」
目の前で、隊長が溜息をつきながら言った。
浮かれていたちょっと前とは打って変って、オレはしゅんとしている。
夕方になり、隊長から呼び出しがかかったのだ。
このタイミングで呼び出されるって事は、どう考えても、きっと、ルークさんのこと。
早速、横槍が入った・・・。
「お前なぁ・・・警護される側を誘ってどうするんだ」
「・・・・あっ・・・・」
浮かれていて、全然気がつかなかった。
「全く・・・、珍しく休暇届を出したと思ったら、外出願いまで・・・。
 研究所所長がびっくりして、すぐ連絡して来たぞ」
「え・・・」
てっきり、ルークさんが隊長に話したのだと思ったら、そっか、そういうルートか。
ちょっと、ほっとする。
が・・・これで、オレの喜びも、水の泡・・・。
「お前、休みを翌日にずらせ」
「え?」
「オレが代われればいいんだが、あいにく会議が入っている。
 ルークもお前と約束したって言い張っているから、警護として買い物に付き合え」
「はいっ」
中止だと思っていた買い物が中止にならなかった上、隊長のお墨付きまでもらえたっ。
オレは元気よく、返事をした。


-------------

分身じゃないんですけど・・・タクトくん視点で。
あ、カタカナで書くと、も~バリバリ日本語に感じちゃいますが、タとク、クとトのあいだはRが入る感じ・・・。
英語で書くと、Tarckrt?見たいな感じです。
分身じゃないんで、多少は補っていますが、とにかくストレートで素直なんで、意外と考えていることがわかります。
なので、タクトくん視点で書いてみました。
バリバリ書きやすいっ。

あ・・・今回書いていて気付いたこと。
すっかり、公認なんですね~、デオンさんとルーク。
特に軍関係では。
(研究所の方は、全然気にしてません。
 ・・・ってか、性格的に研究onlyが多いんで・・・。
 まだ、ルークは社交的なほうです)
前回のケンカ(ルーク7)・・・すっかり痴話ゲンカだと思われてます。
周囲には・・・。
そういう点では、タクトくんの目はしっかりと見ています。
これは、恋のなせる業か(笑)
ちなみに、後々タクトくんの耳にも入りますが、
今回の件、デオンが所長から連絡を受けた後も、傍から見れば痴話ゲンカになります。
結果として、デオンが折れ、話のようにタクトを警護に回す、で落ち着くんですが。
よくよく考えれば・・・二人は周りに迷惑かけっぱなしじゃないのか・・・?
いや、娯楽が少ないから、これはこれで面白いのか??
ま、書いている私は面白いからいいんですけどね、今回は
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No title

あ~・・・

そういう「おもしろさ」でしたかwww
前回のは書けなくて、今回のは「書きやすかった」て・・・

wakka○さんもすっかり腐モードに~w

☆よしひなさ~ん

すみません、そういう「おもしろさ」です。

ここのところ、重い話が多かったから、も~~、面白くて、面白くて。
(不謹慎丸出し)

>wakka○さんもすっかり腐モードに~w

あ、やっぱり?

・・・・・・

まさかこーゆー話がでてくるとわ……v-356
思いっきり予想外でした。

☆たかさ~ん

え・・・。
たかさん、どんな話が出てくると思ったの??i-278

No title

タクトさん(笑)
ありがちな、先輩にあこがれる後輩ですね♪
悪気なく、引っ掻き回すんですよね~☆

ふふふ☆

No title

え・・・? 恋バナなんですか?
あーそうなのかー。。

☆ひなたん

>ありがちな、先輩にあこがれる後輩ですね♪

するどいっ。
本当にデオンさんのことも慕ってて。
『ただ単に二人の間に入りたいだけじゃ・・・』って思うときもあるくらい。
かわいいよ~。

☆m美ちゃん

恋バナ。
・・・言われてみれば、そうか!
(無自覚・・・)
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アロマ・レイキの勉強中。
神秘幾何学なんかも大好きです。
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