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『今から行くから』
「え、ちょっと」
慌てて言ったものの、相手は通話を切った後。
「はぁ」
思わず、ため息をつく。
周りを見回して・・・・。
「どうするかな、この部屋」
そう呟いた。



家までかかる時間を計算しようとして、どこにいるのかを聞くのを忘れたことに気付く。
普段は5時間ほどかかっているらしいから、5時間を目安にして・・・。
『あ、冷蔵庫の中もどうにかしないと、どやされるな』
そう思う。
5時間もある・・・とりあえずは、片づけから。
確かにそう思ったのだった。



ガンガンガン
ガバッ
耳で認識した音、その音の意味に気づき、本から顔を上げる。
慌てて立ち上がり、玄関へと急ぐ。
『やってしまった』
そう思いつつ、慌ててロックを外し、ドアを開ける。
そこには電話の主──デオンがいた。



その姿に息をのむ自分を玄関に残したまま、デオンはずいと上がりこみ、廊下を進んでいく。
慌ててその姿を追う。
開いたままのリビング──先ほどまで自分が本に没頭していた空間──のドアの前で、足を止め、彼は叫んだ。
「なんだ、これは!?」
「・・・・・」
彼がそういうのも無理はない。
部屋は・・・足の踏み場がないほどの本で埋め尽くされていた、から。
時間に余裕があったものだから、せっかくだから・・・と、
分類しながら片付けようとして、逆に広げて。
その後、つい、久々に手にした本に目を通しだし・・・。
「・・・本当にお前の部屋は、非現実的な空間だな」
呆れたように、デオンが振り返って言う。
デオンにとっては非現実、自分にとっては現実的な空間。
言い返そうとして、ちらりと顔を見れば。
「なんだ?」
と聞かれる。
「俺にしてみれば、デオンのほうが非現実」
「あ?」
言われた意味がわからない、そんな返事。
そっと手をデオンの顎に添えて、上下させる。
のびた無精ヒゲがじょりじょりした感覚を手のひらに伝えてくる。
「小汚いよ?」
「こ・・・」
デオンは余りの言われように絶句して、
「シャワー借りるぞ」
そういって、バスルームへと姿を消した。

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当時の距離感はこんなもの。
今だったら、ハグしてやれよ~って思う(笑)

多分、これ、たかさんのところの『ただの物語 断片43 作戦』後の話らしい・・・。

デオンにとって、軍生活が現実だったのか、ルークと過ごすのが現実だったのか?
どっちだったのだろう???

ま・・・これだけギャップがあれば、脱力して、息抜きになったのかもしれない(遠い目)
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