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『長剣を借りておけば、若干、楽だったかもな』
こうなることを見越してデオンは声をかけたのかもしれない。
『長剣さばきも、今後の課題と』
重さと、苦手なのを克服したほうがいいらしい。
頭に刻み込む。
チラリと、端で見ている4人に目を走らせる。
『班員を考えれば・・・どちらかは、そうだろう』
そう考えながら、何度も陣のパターンを頭の中で反芻する。
エルンストの速さとの勝負だ、仕掛けたら、引くことはできない。

『くる』
エルンストが剣を構えて突っ込んでくる。
引くことなしに、二人の間に簡単なシールド壁を作る。
エルンストが一瞬、止まったところを、捕縛魔法。
その間に、間合いを詰める。
魔法解除をしたエルンストが、剣を構えなおし、両手で振りかぶる。
正面だ。
右腕、二の腕に厚いシールドを厚めに張り、盾にする。
衝撃。
盾といっても、所詮、シールドだ。
残った左手で解除の陣を書く。
勢いとシールド解除魔法がかかっている剣を完全に受け止められず、
シールドの厚みの分だけ、時間が稼げるだけ。
それだって、ほんの数秒の時間稼ぎ。
エルンストの目が見開かれるのが、間近で見える。
シールド解除の魔法をかけた短剣をエルンストのプロテクターに向けて投げる。
次の瞬間、右手に痛みが走った。

「そこまでっ」
声がかけられる。
エルンストは慌てて、剣を戻す。
腕の中から、剣の腹が抜けていく感じが、なんとも嫌な感じだ。
ルークは傷口をざっとみる。
次から次へと血は湧き出てきているが・・・。
最後、エルンストが剣を留めようとした結果、
剣の重さの分だけが腕に当たり、切ったという感じか。
傷の大きさの割りに、深さは思ったよりもいっていない。
すぐに、ヒーリングに入った。
「あんた・・・わざと」
「ああ」
ヒーリングをしつつ押さえている、左手から目をそらし、
エルンストの顔を見ると呆然というのか・・・、
それとも本当は呆れているのか・・・、変な顔をしていた。
「悪いな、生き延びるように教育されているんで」
エルンストには仲間に斬り付けてしまったという、嫌な思いをさせてしまった。
本当にすまないと思う。
研究所の職員が受けていた演習の基本は、もし敵襲があった場合は、護衛隊が戦っている間に自分の身を守りつつ、逃げること。
もし、自らが応戦しなくてはならない場合でも、できるだけ生き延びること。
ただし、捕虜になりそうな場合は・・・状況をみて自害も辞さないように、ということだった。
「いいよ」
エルンストも事情を察したのか、まだ、こわばりがあるものの、口元を緩める。
『よかった・・・』
と、ほっとしたのも束の間、
「──、ってか、気に入った、その心意気っ」
ドカンと背中を叩かれ、思わず、左手が外れる。
「俺もルークって呼んでいい~っ。ルークっ」
エルンストに抱きつかれ、むぎゅむぎゅっと抱きしめられた。
『これ・・・現金すぎるだろう』
血のついた左手で無理やり剥がすわけにもいかず、ルークは途方にくれた。
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